鴛鴦茶(ユンヨンチャー・えんおうちゃ)って知っていますか?
世界には様々なコーヒーの飲み方がありますが、鴛鴦茶は主に香港や広東地方で飲まれる
紅茶とコーヒーを混ぜたもの。コーヒー紅茶とも呼ばれているようです。
最近では喫茶店を舞台にしたミステリー小説の最新刊にも登場して知られるようになってきました。
(岡崎琢磨『珈琲店タレーランの事件簿5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように』)
というわけで、香港に鴛鴦茶を飲みに行ってきました。
鴛鴦茶はどこで飲めるかというと、ずばり茶餐廳(チャーチャーンテーン)です。
とても庶民的な飲み物なので、おしゃれなカフェや高級レストランにいってもないですよ!
茶餐廳(チャーチャーンテーン)とはいったい?
茶餐廳は、いわゆる大衆食堂と喫茶店をミックスしたようなところです。
日本のファミレスに近い。様々なチェーン店もあり、
朝早くから夜遅くまであいています。繁華街では24時間営業の店も多いです。
朝のモーニングセットから、昼はランチ、午後はティータイムとして賑わい夜はディナーから夜食まで。
アルコールがないことを除けば、なんでもありのファミレスです。
そのメニューの数も半端ない。
そんな地元っ子に欠かせない存在の茶餐廳に、鴛鴦茶はあります。
個本的には食堂なので、食事のセットドリンクとして注文することが多いです。
茶餐廳での注文の仕方は以下の通り、
①店に入る→②人数を伝える→③席に案内→④メニューを貰う→⑤注文→⑥食べる→⑦伝票をもってレジで会計
流れは日本にファミレスと一緒なので入りやすいですね。
(ただ、接客は雑なので日本と同じように考えないように)
旅行中ひとりでも利用しやすいのでとても重宝します。
香港にきて欠かさず食べている蝦雲吞麺のセットドリンクで注文してみました。
だいたいのものは、注文から3分もすれば出てくるのも茶餐廳の魅力。
鴛鴦茶はホットとアイスがあるようなのですが、こちらのセットメニューではアイスしか選べませんでした。
これです。
鴛央涼粉水?ってありますね。セット価格で9香港ドルなのでだいたい150円くらいでしょうか。
見た目はコーヒーゼリーの入ったアイスモカジャバのようです。
味は、あまくておいしい。
ミルクティーの味が強いけど、確かにコーヒーのコクを感じます。
黒糖ミルクティーのような味わい??
そして、中のゼリーはコーヒーゼリーと思いきや、ここは香港なので亀ゼリーですね。
ただ、ほとんど味がしません。黒いかんてんという感じ。
WIKIによると、鴛鴦茶(ユンヨンチャー・えんおうちゃ)の作り方は以下の通り。
1. 液体混合法:コーヒーと紅茶を別々に淹れてから混ぜる方法
2. 原料混合法:レギュラーコーヒーの粉と紅茶の茶葉を混ぜておいてから、湯を加える方法
3. 二段法:先に紅茶を淹れてから、コーヒーの粉に紅茶液を加える方法
ガムシロップと無糖練乳がたっぷり入って出てくる。
とのことだが、庶民的な飲み物なのでお好みでどうぞ。というものらしい。
これなら簡単に作れそうですね。
コンビニのパックのミルクティーにコーヒーを混ぜるだけで、鴛鴦茶のできあがりです。
茶餐廳(チャーチャーンテーン)は、繁華街を歩けばいたるところにあります。
右も左も茶餐廳
個人的なおあすすめはこれもまた香港名物のパイナップルパン。
焼き立てのパイナップルパンを食べながら、鴛鴦茶なんていう庶民的なアフタヌーンティーを体験してみてはいかがでしょうか?